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伊芸区を戦場にするな
 沖縄の金武町伊芸区は、もちろん戦場ではない。だが、戦場さながらの日常生活を強いられている。「伊芸区を戦場にするな」「米軍の無謀な演習を許すな」「安全なくらし かえせ」などのプラカードを掲げて、伊芸区の区民約400人が結集した。
 3月1日、金武町伊芸区への被弾事故を受けて「米軍演習被弾事件を糾弾する区民総決起大会」が開かれた。伊芸区は、キャンプ・ハンセンに近接する集落で、同基地の広大な演習場があり、米軍による実弾射撃演習が連日のように行われている。そのために、伊芸区民は演習場からの流弾(跳弾)の恐怖におののく毎日を送っている。
 演習による山火事、爆音、水源地汚染などの基地公害にも悩まされる毎日だ。明らかに戦場さながらの生活を強いられている。戦場さながらなんて大袈裟だと言う者もいるだろう。特に基地のない他府県の者には理解できないだろう。
 恐らく昨日の集会には、赤ちゃんからお年寄りまで、ほぼ全区民が参加したのではないか。「ここは戦場ではない」「平和なくらしを返せ」という伊芸区民の声を日米両政府は真剣に受け止めてもらいたい。
 昨年12月に発生した流弾事故は、あわや人命を奪う惨事になる可能性を持った事件である。沖縄県警の捜査で「米軍が使用している銃弾と銃芯が同種のものである」ことが判明している。だが、米軍は「海兵隊による訓練とは関係がない」と米軍犯人説を否定している。間接証拠からして、米軍演習上からの流弾である事は明白だ。米軍は、その後も演習を強行している。防衛省、外務省も腰砕けだ。抗議と再発防止を求めるポーズだけだ。
 悔しいけど、怒りの拳を上げ続けるしかない。基地撤去、安心して暮らせる日常を取り戻すまで。

14時30分

runking.gif
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「米軍実弾射撃訓練被弾事件に対する決議文」

 昨年12月10日、金武町伊芸区の民家駐車場で車が銃弾により被弾した事件は、一歩間違えば人命を奪う重大な事件につながるおそれがあり、区民はもとより町民に大きな衝撃を与えた。
 この事件で県警察の鑑定結果によると「米軍が使用している銃弾と銃芯が同種のものである」とのことが明らかになった。
 ところが米軍は「海兵隊による訓練とは関係がない」との一方的な判断を下し、証拠がないことを理由に今後とも訓練を継続すると発表し、連日昼夜を問わず実弾訓練を強行実施している。
 そのことは、米軍の県民に対する占領意識の表れと人命軽視によるものであり、到底容認できるものでなく、断じて許せない。
 伊芸区では、これまでも同様な事件が多発し、うやむやにされた事件もあった。その度ごとに関係機関に強く抗議し、改善を求めてきたが今なお区民の訴えが無視され、米軍再編に伴う基地の整理縮小、負担軽減とは逆行し、訓練や施設の増強、機能強化だけが最優先されている現状である。
 伊芸区民は、常に流弾の脅威を感じながら恐怖と不安の中で生活を強いられ正に戦場さながらの状況におかれている。
 よって、本大会は米軍の無責任極まる言動と国民の命を守ることすらできない日本政府の政治姿勢の弱さを厳しく糾弾し、満身の怒りを込めて強く抗議するとともに、下記事項を速やかに実現するよう断固要求する。

   記

一、全ての実弾訓練を即時廃止すること
一、被弾事件の全容を早期に解明すること
一、全ての実弾訓練場を即時撤去すること

以上決議する。

あて先

内閣総理大臣
外務大臣
防衛大臣
駐日米国大使

沖縄防衛局長
外務省沖縄大使
在沖米国総領事
在沖四軍調整官

平成21年3月1日
米軍演習被弾事件を糾弾する区民総決起大会
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